風邪(風邪症候群)について

風邪の原因と症状

風邪は「風邪症候群」といい、鼻やのどの急性炎症の総称です。風邪の90~95%はウイルスが原因ですが、風邪の原因となるウイルスの種類は200種類あるといわれ、同じウイルスでも型がいくつもあるので、何度でもかかることがあります。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、発熱などの症状が出ますが、通常は2~3日程度でおさまります。

二次感染に注意

風邪は二次感染として細菌感染を合併することが多く、2~3日以上たっても風邪の症状がよくならない場合は、二次感染を起こしている可能性があります。気管支に細菌が感染すると気管支炎となり、激しい咳や膿のような痰が出たりします。細菌による炎症が肺に達すると肺炎となり、高熱や激しいせき、胸の痛みや呼吸困難を引き起こします。また、中耳にウイルスや細菌が感染すると中耳炎となり、耳の痛みや耳だれ、発熱などの症状が出ます。髄膜や脳にウイルスや細菌が感染した場合は髄膜炎や脳炎になり、頭痛や高熱、嘔吐、けいれん、意識障害を起こすことがあります。

予防にはうがいも効果的

風邪は飛沫感染、空気感染、接触感染で感染します。風邪を予防するには、うがい、マスク、手洗いが効果的です。水でうがいをしたグループでは、うがいをしないグループより風邪の発症が40%減ったという、京都大学の川村孝教授のグループによる研究結果があります。また、免疫力が低下していると風邪を発症しやすいので、十分な睡眠や栄養をとって疲れをためないことや、風邪が流行している時期にはなるべく人混みに出かけないなどの心がけも大切です。

出典:「新赤本 家庭の医学」(保健同人社)、「うがいによる風邪の予防効果」 Medical Practice, 23(8):1460-1461, 2006.

文責:からだにいいこと