ノロウイルスの感染対策

ノロウイルスの感染を広げないための対策についてご紹介します。

下痢や嘔吐などの症状があるときは、食品を直接取り扱わない

食品への二次汚染を防止するために、下痢や嘔吐などの症状がある人は、食品を直接取り扱わないようにしましょう。また、下痢などの症状がなくなっても、1週間~1ヶ月程度はウイルスの糞便中への排泄が続くことがあるので、症状が改善した後もしばらくは、食品を直接扱わないようにしましょう。

おむつや嘔吐物はすばやく適切に処理し、感染を広げない

ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、これが口に入って感染することもあります。
患者さんのおむつや嘔吐物の処理は乾燥しないうちに速やかに処理し、床などに残らないようにすることが大切です。
処理をする人は、処理の際にウイルスを含んだ汚物の飛沫などを吸い込まないように注意しましょう。

正しい汚物処理の方法

  1. 使い捨てのガウンやエプロン、マスク、手袋を着用する
  2. ペーパータオルで静かに汚物をふき取ったら、 1000ppmの塩素消毒液(下記参照)に浸したペーパータオルでふき、その後、ペーパータオルで水ぶきする
  3. ふき取った嘔吐物やおむつ、ペーパータオル、手袋などはすぐにビニール袋に入れ、そこへ1000ppmの塩素消毒液を注いで浸し、口を結んで廃棄する
  4. 終わったらていねいに手を洗う

下着や汚れた衣類は消毒してから洗濯する

患者さんの便や嘔吐物で汚れた下着や衣類は、まず付着した便や嘔吐物を取り除き、200ppmの塩素消毒液(下記)に30~60分つけた後、他の家族のものとは別に洗濯します。布団などすぐ洗濯できない場合は、よく乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機を使うと効果的です。

塩素系漂白剤(原液濃度5%)と500mlのペットボトルを使った塩素消毒液の作り方
消毒対象 必要な濃度 希釈倍率 500mlの水に加えて作る場合に必要な原液の量
便や嘔吐物が付着した床やおむつ 1000ppm 50倍 ペットボトルのキャップ2杯 (約10ml)
衣類や器具などのつけ置き、トイレの便座やドアノブ、手すり、床など 200 ppm 250倍 ペットボトルのキャップ半分弱(約2ml)

※原液濃度は塩素系漂白剤の説明書などで確認してください。
※消毒液の入ったペットボトルは、誤って飲むことがないようしっかり管理してください

出典:ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)、国立感染研究所感染症情報センター「ノロウイルス感染症」、 2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン(厚生労働省)、ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(厚生労働省)、広島市感染症情報センター「ノロウイルスによる感染性胃腸炎」

文責:からだにいいこと