ノロウイルスQ&A

ノロウイルスの予防と対策に関する疑問にお答えします。

ノロウイルス感染症かどうかはどうやってわかるのですか?

通常は症状や周囲の感染状況などから、総合的にノロウイルスが原因であると推定して診療がなされていることが多いと考えられます。
ただ、ノロウイルスが原因かどうかは、症状のみからは特定できません。医師が必要と認めた場合には、3歳未満や65歳以上の方などを対象に糞便中のノロウイルスを検出する「ノロウイルス抗原検査」を行うことがあり、診断の補助として用いられます。

ノロウイルス感染症を発症した場合はどんな治療を行うのですか?

現在のところ、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。そのため病院での治療は、脱水症状がひどい場合に輸液を行うなどの対症療法となります。
あわせて脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の十分な補給が必要です。下痢止めは、回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

加熱消毒と塩素系消毒液はどのように使い分ければよいですか?

塩素系消毒液は金属を腐食するため、金属を消毒する場合は使用を避け、加熱消毒にします。加熱消毒ができない金属部分は、塩素系消毒液を使用した後、水拭きをして薬剤のふき取りを十分にしてください。また、塩素系消毒液はカーペット等を変色させることがあるので、その場合は塩素系消毒液は使わず、丁寧にふき取った後でスチームアイロンなどで加熱消毒するとよいでしょう。

ノロウイルスの感染は、海外でも発生していますか?

ノロウイルスは世界中に広く分布しているとされ、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、スペイン、オランダ、アイルランド、スイスなどでノロウイルスの感染が報告されています。

出典:ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)、国立感染研究所感染症情報センター「ノロウイルス感染症」、「防ごう!ノロウイルス食中毒」(東京都福祉保健局)、農林水産省「ノロウイルス」、 2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン(厚生労働省)

文責:からだにいいこと