ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスの感染経路についてご紹介します。

「接触感染」「飛沫感染」「塵埃(じんあい)感染」それぞれで感染

ノロウイルスの感染経路としては、感染した人の糞便や嘔吐物に触った手指を介した「接触感染」と、ウイルスに汚染された食品を食べることによる感染が知られています。
その他にも、糞便や嘔吐物を処理する際や、勢いよく嘔吐した人の嘔吐物から舞い上がった飛沫を吸い込むことによる「飛沫感染」、残った嘔吐物や糞便が乾燥して小さな粒子になったものが空気中に舞い上がり、それを吸い込むことによって感染する「塵埃感染」もあります。
このように多彩な感染経路が、ノロウイルスによる食中毒のコントロールを困難にしています。

牡蠣などの二枚貝がノロウイルスを蓄積することも

牡蠣の食あたりの多くはノロウイルスが原因といわれます。牡蠣にもともとノロウイルスがいるわけではありません。牡蠣などの二枚貝は大量の海水を取り込むことによってプランクトンなどのエサをとっており、同じ仕組みで海水中に排出された下水中のノロウイルスも取り込まれ、体内で濃縮されるためにノロウイルスに汚染されると考えられています。
ノロウイルスが原因の二枚貝による食中毒は、生や加熱不足のもので発生しており、十分に加熱すれば食べても問題はありません。加熱調理用のカキや二枚貝は生で食べないようにし、体調の悪い時には生食用のものも生で食べるのを控えましょう。

図版出典: 「防ごう!ノロウイルス食中毒」(東京都福祉保健局)

出典:ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)、国立感染研究所感染症情報センター「ノロウイルス感染症」、「防ごう!ノロウイルス食中毒」(東京都福祉保健局)、農林水産省「ノロウイルス」

文責:からだにいいこと