SARS(重症急性呼吸器症候群)について

SARSの原因と症状

SARSの病原体はSRASコロナウイルスで、突然のインフルエンザに似た症状で発症します。
発熱、痰を伴わない咳、息切れ、呼吸困難、下痢がみられ、肺炎や急性呼吸器窮迫症候群に進展して死亡する場合もあります。SARS患者と接した医療関係者や同居の家族など、患者の咳を浴びたり、痰や体液などに触れるなどの濃厚な接触をした場合に感染し、潜伏期間は通常2-7日で、10日程度になる場合もあります。

今後も世界的に流行の可能性も

SARSは2002~2003年にアジアを中心に流行し、WHO(世界保健機関)の発表によると、2002年11月1日から2003年7月31日までの全世界での感染者数(可能性例)は8,098名、死亡者数774名です。
SARSの流行は一応終息していますが、今後発生する可能性は否定できません。現在、WHOが指定するSARSの流行地域はありませんが、もし新たに流行地域が指定された場合には、38℃以上の発熱または咳などの症状があり、10日以内にSARSの流行地域から帰国した人は、最寄の保健所または医療機関に電話で相談の上、指示に従ってください。

ワクチンはなく、世界各国で研究中

現在、SARS予防のためのワクチンはなく、世界各国で研究中です。予防や感染拡大防止には、外出から戻った際の手洗い、うがい、マスク着用、人混みへの外出を控えるなど、感染症予防の基本を実行しましょう。

出典:学校、幼稚園、重症急 性呼吸器症候群(SARS)関連情報【厚生労働省)、SARS基礎知識(外務省 海外安全ホームページ)

文責:からだにいいこと